給与には納得してないけど『公務員だから副業はできない』と思っていませんか?
たしかに公務員ができる副業はないのかも知れません。では副業にならないで収入を得られる場合はどうでしょう?それはもはや副業ではありません!
この記事を読むことで、『なぜ不動産投資は副業にならないのか』ということを理解できます。
『公務員だから』という理由だけで、副業のアンテナを張ることを辞めてしまうのは非常にもったいないので、ぜひ最後まで読み進めてみて下さい。
不動産投資は公務員でも副業にならない理由
不動産投資は副業禁止の公務員でも可能です。
その理由は『人事院規則14–8』が根拠になるんですけど「なんか難しい言葉でてきたぞ」と思いますよね•••
でも結論としては『人事院規則14–8』を守ってさえいれば大丈夫というわけです。
なのでまず『人事院規則14–8』を分かりやすく解説します。
人事院規則14−8とは
人事院規則14–8には、
「公務員でも3つの約束を守れば不動産投資をやってもいいですよ」という内容が書かれています。
要するに「約束さえ守れば副業にはならないですよ」ということです!
人事院規則14−8 = 3つの約束
不動産投資を公務員が副業にさせない方法
約束① 一定規模を越えないこと
公務員が不動産投資を行うためには、まず『一定規模を越えないこと』が1つ目の約束になります。
「一定規模ってなんだよ」ということで噛み砕きましょう。
・4棟まではセーフ、5棟以上はアウト
・9室まではセーフ、10室以上はアウト
・賃貸以外の目的の場合はアウト
上述した一定規模ですが、これから不動産投資を始めようとした場合にはほとんど該当しないと思います。
なぜなら「一定規模を超えるにはお金が相当必要」だからです。
場所や規模にもよりますが、仮に1棟2000万円の物件を最初から5棟買おうとすれば1億円必要になります。東京なら1棟だけで1億円の物件だってあります。
これが副業にならないためにまず1つ目の約束です。
一定規模を超える方が難しい?
約束② 不動産の管理を自分でしないこと
公務員が不動産投資を行うには『不動産の管理を自分でしないこと』が2つ目の約束になります。
なぜ自分で管理することがダメなんでしょうか?理由は本業がおそろかになる可能性があるからです。
「不動産投資をするなら賃貸管理は全て管理会社にまかせて本業に集中してくださいね」という約束です。
例えば、委託料を節約しようという考えから自分で賃貸管理をしてしまうと約束をやぶることになってしまいます。節約しようとしてるだけなのに•••
賃貸管理はすべて管理会社にまかせる
約束③ 家賃収入が年間500万円を越えないこと
公務員が不動産投資を行うには『家賃収入が年間500万円を越えないこと』が3つ目の約束になります。
「え〜収入にも制限あるの?」と思うかもしれませんが、ひと月に40万円の家賃収入があっても年間500万円を越える家賃収入にはなりません。
例えば、<副業が出来ないと思っていた年収400万円の公務員>がいまの自分の年収を越える家賃収入を得ることは可能ということです。
500万円を超える方が難しい?
まとめ
公務員が不動産投資を行うための約束事は3つ
約束① 一定規模を超えないこと
約束② 不動産の管理を自分でしないこと
約束③ 家賃収入が年間500万円を超えないこと
この約束事を守っている限り、人事院規則に守られています。
ちなみに、わたしも上述した3つの約束を守りながら不動産投資をしていますが、公務員と不動産投資は相性が良いと感じます。
自分が不動産を所有していることを忘れてしまうことがあるくらい手間が掛かりません。
公務員の不動産投資は基準を超えても副業にならない?
人事院規則の一定基準を超える不動産経営を行う場合は許可が必要になります。
許可の申請方法は、所属している部署の所属長に報告し、所属長が役所からの許可を仰ぐことになります。
「え?一定基準を超えていても許可さえ貰えば大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、条件によっては許可が得られる場合もあるということです。
一定基準を超えても許可が得られるケース
どんなケースなら許可が得られやすいかというと、例えば『相続によるケース』であれば認められやすいといえるでしょう。
親が持っていた不動産が一定基準を超えていて、その不動産を相続する場合などが該当してきます。
相続の場合は『はい、一定基準を超えているので規則違反です。売却して現金化してください』とはなりにくいのです。
不動産投資は公務員でも副業にならない!
結論として、公務員の不動産投資は一定基準を超えなければ副業にならないのです。
グレーでもブラックでもなく完全にホワイトです!
もしかしたらあなたが知らないだけで、周りには不動産投資をして資産形成している公務員も多いかもしれませんよ!
職場にバレたくない方は
それでも公務員として不動産投資をするうえで「職場には絶対バレたくない」という方も多いでしょう。
周りに不動産投資をやっている人が少なければ少ないほど、バレたくないものですよね。
職場でバレるのはそれ相応の理由がありますし、もちろん回避する方法も存在します。
参考記事:公務員の副業がバレる理由とは?3つのパターンを徹底解説!