「投資にチャレンジしてみたいけど、どんな投資があるんだろう?」と思っている方も多いでしょう。
そんな方に向けて、数ある投資の中から代表する不動産投資と株式投資について解説していきます。
この記事を読むことで、【不動産投資】と【株式投資】の特徴やメリットを比較することができます。
自分のライフスタイルに合った投資を見つけることができます。ぜひ最後まで読み進めてみてください!
不動産投資とは
不動産を購入し、第三者に貸すことで家賃収入を得る仕組み(投資)を不動産投資といいます。
不動産投資の特徴
不動産投資は数ある投資の中で【ミドルリスク・ミドルリターン】の投資と言われています。
「利益がそこそこ見込める投資をしたいけど、リスクが大きくなるのは避けたい」という方にオススメの投資です。
一般的に株式投資やFXなどは【ハイリスク・ハイリターン】の投資、国債や投資信託などは【ローリスク・ローリターン】の投資と言われています。
不動産投資の利益
不動産投資の利益のメインは家賃収入(インカムゲイン)です。
多くの場合は金融機関から融資を受けて不動産を保有し、その不動産を第三者に貸すことで得られる家賃収入が不動産投資の利益となります。
ようするに大家さんになって賃貸経営をすることで利益(家賃収入)が生まれるということです。
家賃収入が不動産投資のメイン収入ではありますが、不動産は売却することも可能ですので、地価の変動により購入時よりも高く売却できる可能性もあります。
不動産投資の流動性
不動産投資は売却に時間が掛かるなど、株式投資に比べると資産の流動性は低いといえます。
不動産投資の多くはすぐに利益が出るような投資ではなく、長く賃貸経営をしていくことで徐々に利益が生まれる投資のためです。
不動産投資のメリット
不動産投資のメリット① 老後の資産形成に最適
すぐに利益はでない不動産投資ですが、老後の資産形成には最適な投資といえます。
仮に30歳で、30年ローンの不動産投資を始めた場合、60歳までは返済があるためほとんど利益が出ません。
ですが60歳になった時にはローンは終えていますので、家賃収入がそのまま懐に入ってきます。
先が不透明な年金対策にもなりますし、売却してまとまったお金を手にすることが出来ます。
これが目先の利益ではなく老後の資産形成に最適な理由です。
不動産投資のメリット② 生命保険代わりになる
不動産投資は金融機関から融資を受けて始める方がほとんどです。
多くの場合、その融資条件の中に団体信用生命保険(以後:団信)に加入することが条件になります。
団信とは不動産投資中に死亡や高度障害になってしまった際などに、払い終わっていないお金(残債)が無くなるという保険です。
仮に1500万円の残債がある状況で亡くなった場合、1500万円が無くなり無借金の不動産は遺族のものとして残ります。
そのため家族に家賃収入を残せますし、家族が不動産を売却することも可能です。
1500万円を受け取れる生命保険に入っていたのと同様のことがいえることから生命保険の代わりになると言われています。
不動産投資を始めて、生命保険を解約する人も多いのです。
不動産投資のメリット③ 自己資金が無くても始められる
不動産投資は自己資金がなくても信用(与信)があれば金融機関から融資を受けて始めることできます。
サラリーマンなどは与信をフルに活用して、融資を受けることでレバレッジを効かせた投資になり利益が大きくなります。
関連記事:不動産投資のレバレッジ効果とは|初心者でも分かるように解説します!
不動産投資のメリット④ インフレに強い
インフレとはモノの価値が上がるため、モノである<不動産>の価値も上がります。
景気が悪化したときに株やFXなどは怖いですが、不動産に景気の悪化は心配ありません。
まさに<動かざるモノ>です。
逆にデフレになった時は<不動産>の価値が下がる傾向はもちろんありますが、不動産の価値が下がっても家賃収入の面では影響を受けないため問題ありません。
不動産投資のメリット⑤ 手間がかからない
不動産投資はほとんど手間が掛からず、本業に支障なく副収入を得ることができます。
仕事が忙しくても影響なく始められるという点が人気の理由にもなっています。
株式投資とは
企業が必要資金を得るために発行した株を売買することを株式投資と言います。
株式投資の特徴
株式投資は【ハイリスク・ハイリターン】の投資と言われています。「リスクが大きくても、しっかり利益の出る投資をしたい」という方にオススメの投資です。
株式投資の利益
株式投資は株式の売買による売却益(キャピタルゲイン)が利益のメインになります。
また、株式を保有していることで配当金(インカムゲイン)や株主優待を得られることがあります。
株式投資の流動性
株式投資は決められた時間内であればいつでも売買ができるため、資産の流動性が高いです。
また、株式投資は他の投資と比較してすぐに始めることが可能です。
株式投資のメリット
株式投資のメリット① 流動性が高い
株式投資は証券会社を選んで口座を開設し入金後、すぐに始めることが可能です。
株を購入する出資者も株を売る企業も多いため売買がしやすいです。また他の投資と比べて現金化がしやすいのも利点です。
売りたいときに売れる株式投資に対し、不動産投資であれば不動産は売りたいと思っても売れるまでにある程度の時間が掛かります。
流動性の高さを重視する方に株式投資はオススメです。
株式投資のメリット② 利益が大きい
株価の変動が大きいため、タイミングよく売却することができれば1年くらいで倍以上になるなど、出資金額によって大きな利益を得ることができます。
不動産投資は長期戦になることが多いですが、株式投資はすぐに利益が出る可能性を秘めています。
株式投資のメリット③ 少額から始められる
安いものは数千円程度から売買できるなど、株は出資金額の幅が広いです。
少額であるが故に1箇所に集中した投資ではなく、複数の銘柄へ投資することができリスクを抑える分散投資にもなります。
株式投資のメリット④ 選択肢が幅広い
日本の上場会社は約3500〜4000社近くあり、多くの銘柄から自分で選択して投資先を決めることができます。
株式投資のメリット⑤ 配当金や株主優待が受けられる場合も
投資した企業に利益が出ていれば年に1回か2回、配当金を受け取ることができます。
また株主へのお礼の意味をもつ株主優待制度を設けている企業であれば、企業から優遇サービスや割引券を受け取れるメリットがあります。
投資する目的は何か
2つの投資についてのメリットを挙げてきましたが、どちらの投資を始めるかは投資する目的によって変わってきます。
「なぜ投資を始めようと思っているのか」という本質から考えてみると良いでしょう。
この記事ではメリットのみを挙げていますが、投資で大切なのはメリットよりもリスクを知ることです。
リスクを含めてじっくり検討したうえで良い投資をしていきましょう!