✔︎不動産投資の基礎

不動産投資における団信のメリットは?生命保険代わりになるって本当?

〜不動産投資は生命保険の代わりになる〜

これは不動産投資のメリットを説明する際に、よく使われる表現です。

「生命保険の代わりってどーゆーこと?」、「生命保険代わりってことは今入っている生命保険は解約できるのかな」と思う方もいるでしょう。

この記事を読み進めることで、その疑問について解決できると同時に、生命保険の代わりになることでどんなメリットがあるのかについても理解することができます。

ぜひ最後まで読み進めてみてください!

不動産投資投資が生命保険代わりと言われる理由

結論から言うと、不動産投資は生命保険の代わりにはなりますが、不動産投資が生命保険という意味ではありません

不動産投資を行う際には、団体信用生命保険(以下:団信)に加入します。

なので厳密に言うと、不動産投資が生命保険の代わりになるではなく、団信という生命保険に加入するということです

『団信に加入しているので今まで入っていた生命保険を解約する』という方もいることから、不動産投資は生命保険の代わりになると言われています。

そのため、団信には加入しているため決して生命保険に入っていない訳ではありませんし、団信に入りながら他の生命保険にも加入している方までいます

不動産投資における団信

不動産投資における団信とは

そもそも団信がどんな保険かというと、死亡時や高度障害状態になった時などに住宅ローンの残債がゼロになる保険です。

一般的な生命保険のように<死亡時に○○万円の保障>とは意味合いが違います。

死亡時や高度障害時などにお金が手に入るわけではなく、残債が無くなると考えてください。

この保険のとらえ方が一般的な生命保険と団信では異なります。

不動産投資における団信の基本

不動産投資で多くの方は金融機関から融資を受けて不動産を購入をします。

自己資金がある方も金融融資から融資を受けてローンを組んだ方が利益が大きくなるため、自己資金を担保に融資を受けて購入する方が多いです。

その融資の際に、団信への加入を多くの金融機関が融資条件にしています。

加入されている方も多いかと思いますが、団信ではない一般的な生命保険では加入者本人が毎月の保険料を支払います。

ですが団信では多くの場合、保険料を本人ではなく金融機関が保険会社に支払う形をとるため、加入者本人が保険料の支払いを意識する必要がないことが多いです。(金融機関によっては加入者が支払う場合も)

不動産投資における団信のメリット

不動産投資中に万が一のことがあった場合、残債がゼロになりますので家族に金銭面で迷惑を掛かることはなく、むしろ家族にプラスになることが多くあります。

なぜならオーナーに万が一のことが起こり、残債がゼロになってからも不動産投資は続くからです。

例として、

<2500万円の不動産を購入して不動産投資を開始、 残債2000万円を残した状態で不動産オーナーが亡くなった場合>

で、今後どうなっていくのか考えてみましょう。

団信メリット① 残債がゼロになる

2000万円あった残債が団信に加入していたことにより、保険会社から支払われてゼロになります。

ここが<不動産投資は生命保険代わりになる>といわれる由縁です。

言い換えれば、オーナーが2000万円を受け取れる生命保険に入っていたのと同様のことが言えます。

ですが当然、残債が減っていくにつれて保障額も減っていきます。

残債が10万円で亡くなることも考えられます。

そのため、別の生命保険に入る方もいますし新たに別の不動産を購入する方もいます。

また、2500万円で購入した不動産は残債ゼロで残せるので、どちらも選択しない(別の生命保険にも加入せず新たな不動産も買わない)という方もいます。

団信メリット② 変わらず家賃収入は生まれ続ける

オーナーが亡くなってしまった後も、残債がゼロになった不動産から家賃収入が生まれ続けます

団信によって自分が亡くなった後も家賃収入を家族に残せるのです。

不動産投資の規模によって家賃収入の金額は違いますが、収入が残るのは遺族にとっては大きいですよね。

仮に月に10万円の家賃収入があった場合、年間120万円、10年間で1200万円の収入が見込めます。

家族にとって負担軽減になることは間違いありません。

団信メリット③ 不動産は売却もできる

不動産投資で家賃収入が生まれ続けているうちは運用していく方がメリットがありますが、

建物の老朽化に伴って修繕費が増えたり、家賃を下げないと入居者が決まらないなどの事態に陥った時は、不動産を売却してまとまったお金を手に入れる事も可能です。

このような事態でも団信によって残債がないので売却はプラスでしかありません

売却時期は営業マンと相談しながら、利益が大きくなるタイミングを見計らうのが良いでしょう。

団信メリット④ 生命保険料の節約になる

一般的な生命保険と団信の違いは先ほど説明したとおり、一般的な生命保険は収入から月々保険料を支払うのに対し、団信はローン返済の金利に含まれる形で支払っている場合は月々の手出しがありません。

このような理由から、月々の支払いがある<一般的な生命保険を解約する>オーナーも多く存在します。

大まかに、死亡時に2000万円の保険金を受け取りたいと考える場合、3万円前後の月々の支払いが必要かと思われます。

その保険料を団信に加入することで解約すれば、年間約36万円の節約になります。

仮に30歳から60歳まで生きて、保険料を払い続けると考えた場合、30年間で1000万円以上の保険料を支払ったことになります。

このお金を払わずに貯金していれば、<団信メリット+1000万円>ということになります。

〜団信加入で保険を解約した場合〜

・残債がゼロの2500万円で購入したマンション(売却可)
・家賃収入
・1000万円

不動産投資における団信のバリエーション

団信は死亡時や高度障害状態になった時などに住宅ローンの残債がゼロになるという種類だけではありません。

団信には他にも種類があり、契約時に自分に合った種類の団信を検討できます

団信には、特定の病気になったときに保障してくれる「3大疾病保障付き団信」や「7大疾病保障付き団信」などもあります。

簡単に説明すると、ガンなどの特定の疾患に罹患してしまった場合も残債がゼロになるといった内容です。

実際に、不動産投資を始めて間もない頃にガンを患い、疾病保障付きの団信に入っていた事で残債がゼロになったという事例もあります。

ステージⅠから適応になるガンも多いので、<完済・完治>というケースもあるでしょう。

ですが<皮膚ガンは含まれない>など、団信の内容もそこそこの金融機関で変わってきますので、必ず内容を細かく確認したうえで加入すべきと言えます。

まとめ

不動産投資が生命保険の代わりになる理由は、<団信が生命保険の代わりになる>ということです。

不動産投資を検討する上で、団信に加入することは安心材料であるということが理解できたと思います。

団信の種類や内容については金融機関にしっかりと確認して、先のことは誰にも読めませんが出来る限り自分に合った選択をしていきましょう。

参考記事:不動産投資のメリット7選|簡単に分かりやすく解説します!

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コジー
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30代現役公務員のコジーです! 公務員やサラリーマンの方が【不動産投資で失敗しないための方法】を簡単に分かりやすく発信しています。
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