昨年の11月に中国で見つかり、瞬く間に日本へと上陸してきた新型コロナウイルスにより、東京オリンピック2020の開催が延期になりました。
コロナの影響だけでも経済は大打撃の中、オリンピックの延期も重なり過去に類を見ない非常事態となっています。
そんな中、「オリンピック延期は不動産投資にはどんな影響があるの?」と思う方も多いのではないでしょうか?
この記事を読むことで、オリンピック延期が不動産投資にどのような影響を与えるのか理解することができます。
ぜひ最後まで読み進めてみてください!
不動産投資とオリンピックの関連性
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まずはじめに不動産投資とオリンピックにはどんな関係があるのでしょうか。
不動産価格がオリンピック後に下がるのであれば、いま不動産投資をはじめるのは怖いですよね。
不動産価格はオリンピック後に下がる!?
東京オリンピック開催決定から景気が良くなり、東京の地価や不動産価格が大きく上昇しています。
メディアでは東京オリンピック後は不動産価格が大きく下がると予想されることもあります。
不動産投資を検討している方は、
「いま不動産投資をして損はないのか」
「終わって不動産価格が下がってからはじめた方が得では?」
など、頭を悩ませていることでしょう。
オリンピックによる不動産価格の下落はないと踏んで、いまから始めるのも一つの手ですし、オリンピックが終わって価格の変動をみてから考えるのも一つの手です。
人の意見を参考にすることは悪いことではありませんが全てを鵜呑みにするのではなく、自分自身でしっかり判断することが重要です。
ロンドンオリンピック後の不動産価格
オリンピック後の不動産価格の変動を知りたいなら、過去の他都市における不動産価格の変動状況を調べるのが良いでしょう。
過去にオリンピックが開催された都市のなかで、東京に最も近い形態であるロンドンで開催された、ロンドンオリンピック後の価格変動について解説します。
結論からいうと、ロンドンの不動産価格はロンドンオリンピック後も上昇し続けています。
その理由は、オリンピック開催によってロンドンがより魅力的な街へと整備されたことが大きな理由と言われています。
他にもオリンピック開催となれば海外の投資家たちも注目します。
投資家たちの間ではオリンピックが終わったから「もう魅力ありません」とはならなかったのです。
このことから東京オリンピック開催後に不動産価格が下がると言われていることには疑問を持ちます。
オリンピック延期による不動産投資への影響とは
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いま思っているオリンピックが不動産投資にもたらす影響の判断は正しいでしょうか?
同じ考えのヒトは沢山いますが、良い不動産は沢山あるわけではありません。
不動産投資をはじめるならオリンピック前の方がチャンスかもしれませんよ!
オリンピックが終わってからでは遅い!?
新型コロナの影響でオリンピックが延期になったことから、オリンピックが終わって不動産価格変動をみてから考える選択は、【スタートが遅れる】という観点から疑問が残ります。
『オリンピックで価格変動はないと踏んで今始める方』と、『延期になったオリンピック後の価格変動が終わった頃に始めた方』とでは数年間の差ができます。
蓋を開けてみれば価格変動が無かったところか不動産価格がどんどん上がったなんて可能性もあります。
たしかに不動産投資は初期投資が高額になるため決して急いではじめる投資ではありません。
ただ確実にメリットがあるなら別ですが、いずれ始めたいと思っているのであれば慎重になりすぎて開始が遅くなるのも考えものです。
不動産価値への影響は遅れてくる
過去のリーマンショックを振り返ると不動産価値は下がりましたが、価値が下がるのは株価の落ち込み、円高などが起きてしばらく経ってからでした。
不動産は株や為替よりも流動性が低いため、不動産価値は不況の影響をすぐ受けにくい特徴があります。
仮に今不動産投資を始めたとして、月に8万円の家賃収入があれば年間約100万円の収入があります。10年間で約1000万円です。
例えばオリンピック後に価格が下がると踏んで10年間待っていたとしましょう。
最も不動産価値が下がったタイミングで不動産を購入したいのであれば、1000万円以上価値が下がっていなければ今始めるのとほぼ同じだということです。
不動産投資の基本はオリンピック後でも変わらない
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上述では、オリンピック後に不動産価格への影響があるかもしれないという話でしたが不動産投資の基本が変わることはありません。
不動産投資の基本はインカムゲイン
日本の不動産投資の基本は家賃収入を得ること(インカムゲイン)が基本です。
仮に不動産価格がオリンピック後に下がったとして、家賃収入はどうでしょうか?
結論からいうと、賃貸需要が安定しているエリアであればオリンピックに関わらず家賃収入は変わらず安定します。
不動産投資はインカムゲインがしっかりしている物件を選ぶことが最重要なのです!
始めるまえから予想のつきにくいキャピタルゲインをメインに考えることはあまりオススメできません。
安定した家賃収入を得ながら、良いタイミングで売却するのが最も理想的な戦略といえます。
・インカムメイン(インカムゲインがメイン)
不動産投資の対象によっては家賃収入が減る
賃貸需要が安定しているエリアでの不動産投資は上記の解説のとおり家賃収入は心配ないと言えますが、
事業者などにテナントとして賃貸契約を交わしているような場合は打撃を受ける可能性があります。
その理由は、今回オリンピックが延期になった理由は他でもない新型コロナウイルスの影響で、事業者は大打撃を受けているからです。
すなわち事業者に投資した投資家にとっても大打撃です。
コロナショックが今後も続けば、家賃収入が減少することは避けれません。
不動産投資には種類があり、影響をうける不動産投資と影響を受けない不動産投資があります。
投資する対象を考えなければ、不動産投資のメインである家賃収入さえ受け取れなくなる可能性があるということです。
予想はあくまで予想
上述したようにあくまで投資をするのは自分です。
失敗したときに情報のせいにしてもどうもなりませんし、話を鵜呑みにして失敗するのは後悔だけが残ります。
情報はあくまで予想と考え、自分が納得するカタチで不動産投資を始めましょう!