不動産投資を検討中の方で、「どこで不動産投資をしたらいいの?」、「居住地の近くの方が目が届くから良い」という方もいるでしょう。
不動産投資は空室を避ける理由から賃貸需要の高い地域で始めるのがオススメですが、大阪という選択肢はどうなのでしょうか?
この記事を読むことで、大阪で不動産投資を始める際のメリットや大阪の特性について理解することができます。
また不動産投資の人気エリアである東京とも比較して解説していきますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
不動産投資を大阪で始めるメリットとは
関西に居住している方は、地元である大阪で不動産投資を始めることはイメージがしやすく抵抗は少ないかと思います。
ですが関西以外の地域で不動産投資を検討している方にとっては、わざわざ大阪で不動産投資をすることに疑念を抱く方も多いのではないでしょうか?
「大阪で始めるんだったら東京にする」などの意見もあるかと思いますが、大阪には大阪の魅力がありますし、東京都と非常によく似ている部分もあります。
東京都の比較ついても触れつつ、不動産投資を大阪で始めるメリットについて見ていきましょう。
不動産投資を大阪で始めるメリット5選
①人口流入が続いている
人口減少社会の中で、大阪市の人口は2000年以降より増加しており、人口数は東京に次いで日本で2番目です。
人口増が続いている理由は、他の地域から大阪へと人口が流入しているためです。
関東一の都市である東京の人口が増え続けているように、関西一の都市である大阪も都心部を中心に人口流入がみられ、若年層の流入が多いのです。
不動産投資において人口が多い•人口が増えているという状況は、安定した入居率を確保できる確率が上がります。
大阪は数少ない人口増加の都市であるため、入居者からの家賃収入を主とする不動産投資には最適なエリアの一つです。
どんなに素晴らしい地域でも肝心の入居者がいなければ不動産投資にはマイナスなのです。
②更なる発展が期待できる
大阪都心部では大規模な再開発が数多く計画されているため、今後のさらなる発展が期待できます。
具体的には<2025年大阪・関西万博決定>、<カジノを中心とする統合型リゾート(IR)の誘致>、<うめきた(JR大阪駅北側エリア)をはじめとする都市再開発>などのプロジェクトを予定しています。
このプロジェクトが実現すれば、さらに高い経済効果をもたらすでしょう。
大阪全体では将来的な人口減少が予測されているものの、都心部に限定すれば人口は増え続けており、今後の経済発展とあいまって依然として大きな可能性を秘めている地域といえます。
③地価が安定している
大阪の地価は緩やかに上昇しています。これは言い換えると今後まだまだ値上がりする可能性があります。
緩やかな地価の上昇のため、「今が買い時!」とった時期はなく、購入のタイミングも考えやすいのが特徴です。
値上がりする可能性を考慮すると、早く購入しておくのも一つの手です。
④物件価格が安い
日本の二大都市である<東京>と<大阪>の物件価格について比較すると、地価が東京の方が圧倒的に高いため、物件価格は東京の約半分です。
東京と同程度の家賃収入を得ていながら、物件価格が半分ということは自ずと<利回り>が良くなります。
利回りの高さはリスクと比例する部分がありますが、大阪都心部の場合は空室リスクを最小限に抑えることが出来ているため、リスク回避の面もクリアしているといえます。
利回りが高くなるということは収益性が上がります。
例えば2000万円の予算があるとして東京であれば1戸しか購入できないところを大阪では2戸購入できる訳ですから、<分散投資>にもなります。
⑤法人需要が高い
大阪は空室リスクが低い理由は人口以外にもあります。
大阪の中心6区(北区•中央区•西区•福島区•浪速区•天王寺区)には、ほとんど大学がなく東京に比べると学生層の需要が低いです。
それがなぜ空室リスク低下に繋がるのでしょうか?
それは法人需要が高いためです。
大阪では企業が社宅代わりにマンションを借り上げて単身社員に提供する動きが広まっています。
法人であれば、個人よりも比較的長期にわたって賃貸契約が続く可能性が高いためです。
法人であれば空室リスクは低減しますし家賃滞納もほとんど起こりません。
不動産投資を大阪で始める際の場所選び
大阪で不動産投資を始める場合には、大阪の中心6区(北区、中央区、西区、福島区、浪速区、天王寺区)で物件を探すのが賢明です。
理由は、人口が増え続けているエリアであるため、空室リスクを低減できます。
ほかにも、中心6区であれば経済発展の続く梅田地区へのアクセスもよく、再開発による恩恵も受けられます。
人口が密集した場所で安定した家賃収入を得ながら、地価の上昇などの恩恵も受けられる可能性があるのです。
不動産投資で大阪を勧める理由
大阪の不動産投資は、東京より利回りが高く、空室リスクも低いということは理解いただけたかとは思います。
しかし「それは東京と比べての話であって、大阪より他の地方のほうが物件価格も安いし利回りだけなら高いでしょ!」という声が聞こえてきそうです。
結論から言うと、高利回りを求めて地方での不動産投資はオススメできません。
もちろん高利回りの物件で成功している人もいますが、不動産投資の経験を積んでいるほんの一握りだと思ってください。
経済の安定状況
いま不動産投資を検討している地域があるという方で、その地域の経済や人口動態に不安があるのなら一旦冷静になりましょう。
物件購入にあたって特に気を付けたい項目は、その地域の経済が安定しているかどうかです。
「今は安定してる」ではなく、「今後どうなっていくか」まで考えましょう。
もちろん先のことは分かりませんが、情報やデータなどから推測はできます。
不動産投資は長期戦ですので、経済が安定していて発展傾向にある大阪は不動産投資に適しているといえます。
過去の事例から
名古屋を中心とする中京地域は、大阪と同じく物件価格が比較的安いです。
世界のトヨタ自動車があり経済も安定しています。
しかし、不況になり車が売れなくなったときにどうなるでしょう?トヨタ自動車に依存しているため中京地域の経済が衰退します。
「世界のトヨタが売れなくなることはない」と思う方もいるでしょう。でも実際にリーマンショック時(2008)、中京地域の経済は大打撃を受けました。
いまは新型コロナの影響(2020)をもろに受けている企業も多いことからも恐慌は起きると思っていた方が良いのです。
他にも、国や地方自治体が事業予算を拡大すれば景気は良くなり、縮小すれば景気が悪くなるといったような公共事業の割合が高い地域は経済も家賃相場も不安定です。
この点から見ても大阪は大企業も多く、不動産投資に適しているといえます。
大阪と東京の2択
ここまで解説してきて気付いた方も多いと思いますが、景気に関わらず家賃収入が比較的に安定するのは二代都市である大阪と東京なのです。
いずれの都市も様々な企業が集中しており、特定企業に依存することもありません。
そして、東京と比べて大阪の方が物件価格も安く、利回りも良いといった点こそが不動産投資で大阪をオススメする理由です。
まとめ
不動産投資は家賃収入を得ることで利益を生む投資ですから、家賃を生んでくれる場所選びは不動産投資において軸となります。
大阪の不動産投資は<家賃収入・経済>が安定しているため、非常に理に叶っているといえます。
「どこで不動産投資を始めたら良いのか分からない」という方は、一度大阪を検討してみてはいかがでしょうか。
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